低イオン・低アウトガス性プラスチック

半導体、航空・宇宙、エネルギーといった特定の産業業界では、アウトガスやイオン不純物について厳しい要求があります。 
低アウトガス性素材は高真空用途(例えば、航空・宇宙や半導体製造)で使用されます。エンズィンガーの多くの高機能プラスチックはこれらの厳しい要件を満たしています。最小限の吸水性、低イオン含有の高純度素材により、安定したパフォーマンスを発揮します。

イオン純度

半導体製造や太陽電池製造のような高度なクリーン環境において、低金属イオン含有のプラスチックを使用することは重要です。デバイスへの汚染リスクと部品の不良品率を低下させ、歩留まりの向上に貢献します。

右の表は各素材のイオン含有率を示しています。エンズィンガーのPEEK、PPS素材であれば、安全に使用することができます。
以下の素材郡は、「低イオン」の半導体製造向け高機能素材です。

TECASINT 4111 natural

最高耐熱のPI素材です。400℃までの温度範囲で従来のポリイミドと比べて剛性と弾性率が大幅に向上しています。熱安定性に優れます。(荷重たわみ温度:HDT/A=470℃)

TECASINT 1011 natural

PI素材です。優れた強度と延性、高い弾性率、剛性、硬度、低熱伝導性を特徴としています。旧名はSINTIMID Pur HTです。

TECASINT 4011 natural

最高強度のPI素材です。高強度にも関わらず、延性と靱性も高くなっています。260℃までの温度範囲で従来のポリイミドと比べて剛性と弾性率が大幅に向上しています。

TECASINT 2391 black

TECASINT 2011に15%MoS2配合したポリイミド素材です。真空中で優れた摩耗・摩擦特性を持つため、宇宙空間、不活性ガス中で使用できます。

TECAPEEK GF30 natural

ガラス繊維30%配合の強化PEEK素材です。ガラス繊維で強化されているため、剛性とクリープ強度が高くなっています。

TECASINT 2011 natural

PI素材です。TECASINT 1011よりも吸水率が大幅に抑えられ、靱性が高く、機械特性が向上しています。優れた強度と延性、高い弾性率、剛性、硬度の特徴があります。

TECAPEEK natural

Victrex® PEEK 450を使用したPEEK素材です。最高峰の熱可塑性プラスチックで、250℃を越える高レベルの耐熱性、強度、耐薬品性など各種特性に優れます。