結晶性、非晶性プラスチックのどちらにおいても、0℃以下における使用温度には明確な定義はありません。主にアプリケーション要件に大きく依存するため、実際に試験を行って確認する必要があります。しかしながら、エンズィンガーの長年の知見から各素材の耐寒温度を見積り、耐熱性とあわせて上記表にまとめております。
使用中に発生する応力負荷の種類、例えば衝撃や振動によって耐性は異なってきます。繊維強化素材は、より脆弱な挙動を示す傾向があります。従って、補強材による強化は低温ではより厳しく評価する必要があります。
耐寒性プラスチック:
マイナス200℃以下の極低温下では、ごく一部の素材、例えばPI、PE、PTFEしか使えません。以下のプラスチックは、マイナス50℃以下に対応した素材です。